プラスチックごみ削減に向けて
プラスチックは近年の私たちの生活を急激に便利にした素材です。一方で、プラスチックごみ(廃プラスチック)は世界的な問題となっており、不適切な処理のため世界全体で年間数百万トンを超える量が、陸上から海洋へ流出しているとの推計があります。このままでは、2050年までに魚の重量を上回るプラスチックが海洋環境に流出することが予想されるなど地球規模で環境への影響が懸念されています。海洋に流出したプラスチックごみは劣化・分解され、直径5mm以下になったものをマイクロプラスチックと呼びます。マイクロプラスチックは回収することが困難なため、まずはプラスチックごみを海洋へ流出させないことが必要となります。
ここでは、みなさんの普段のくらしの中で実践できるプラスチックごみ対策の一部をご紹介します。ぜひ試してみてください。
- ペットボトルを卒業して、マイボトル(水筒)を持ち歩く
- 地域のごみ拾い活動に参加してみる
- クリーニング店のハンガーを返却する
- 事前に買うものを決めて、必要ないものは買わない
- 食器洗いスポンジを天然繊維(へちま等)に変える
- 買い物はマイバックを持参する
- 不要なプラスチックフォーク、スプーンはもらわない
- テイクアウトを減らし、お弁当を作ってみる
- マイ箸、マイストローを持ち歩く
- 会計時にあらかじめ申し出て、過剰包装を断る
海がない山梨県であっても、海洋プラスチック問題は無関係ではありません。海ごみの8割は私たちの暮らす街から川を流れて運ばれているといわれています。くらしの中でできることから少しずつ実践していきましょう。
更新日:2020年03月31日