食品ロスの削減について
食品ロスとは
食品ロスとは、本来食べられるにも関わらず捨てられてしまう食べ物のことです。日本では平成29年度に約612万トン(※1)の食品ロス(事業者から約328万トン、家庭から約284万トン)が発生したと推計されています。これは、毎日、大型トラック(10トン車)約1700台分の食品を廃棄していることになります。
食品ロスを発生させている一方で、貧困で食事に困っている家庭が存在するなど、ごみ処理や環境問題という観点のみならず、社会的・倫理的な観点からも真摯に取り組むべき課題と考えられます。
令和元年10月には食品ロス削減推進法が施行され、食品ロスの削減が総合的に推進されています。
食品ロスポータルサイト(環境省)https://www.env.go.jp/recycle/foodloss/index.html
食品ロスをなくそう!(山梨県HP)http://www.pref.yamanashi.jp/shokuhin-st/shokuhinrosusakugen.html
※1 農林水産省及び環境省が発表する推計値(令和2年4月14日公表)
食品ロスを減らすためにできること
◆家庭における食品ロスの原因
家庭で発生する食品ロスの原因は主に三つあります
1食べ残し、2直接廃棄(賞味期限切れ等により手つかずで廃棄)、3過剰除去(厚くむきすぎた野菜の皮など)
◆食品ロスを減らすためにできること
基本は買い物時に「買いすぎない」、料理を作る際「作りすぎない」、外食時に「注文しすぎない」、そして「食べきる」ことが重要です。身近なところから食品ロスを減らすためのヒントをいくつかご紹介します。
★買い物前に冷蔵庫の中身をチェック・・・買いすぎを避けられます。スマートフォンなどで
写 真を撮っておくと便利です。
★陳列順に購入する・・・すぐに食べる商品は、棚の手前から取りましょう。お店での食品
ロス が減らせます。
★使い切りレシピにチャレンジ・・・食材が余った時は使い切りレシピを検索してみましょう。
消費者庁が料理レシピサイト「クックパッド」の「消費者庁のキッチン」において紹介してい
ます。
消費者庁のキッチン(クックパッド)http://cookpad.com/kitchen/10421939
20・10(にいまる・いちまる)運動について
韮崎市では食品ロスの削減やごみの減量に向けた取り組みの1つとして「20・10(にいまる・いちまる)運動」を進めています。
この運動は、宴会や食事会など飲食店で食事をするときは・・・
1 食べきり宣言をしましょう
2 会のはじまり、20分は自分の席で料理を楽しみましょう
3 会の終わり、10分は自分の席に戻って、料理を楽しみましょう
4 食べきれない分は、他の方に譲りましょう
というものです。みなさんも食べきり宣言をしてみましょう。
事業者の取り組みについて(商習慣の見直し、SDGs×食品産業について)
農林水産省が事業者に呼びかけ、「納品期限の緩和」、「賞味期限の大括り(くくり)化」といった商習慣見直しの取り組みを行っています。事業者の皆様におかれましては、自社での取り組みをご検討いただければと思います。また消費者の皆様は、食品ロス削減に取り組む商品・店舗を積極的に利用する等により事業者の支援をお願いいたします。
2030年に向けて、全ての人が豊かで平和に暮らし続けられる社会をめざし「持続可能な開発目標(SDGs)が国連サミットで採択されました。SDGsの解説や食品業界の取り組みが紹介されていますので、下記リンクをご覧ください。
詳しくは農林水産省のホームページをご覧ください。
商習慣検討(農林水産省)http://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_3.html
食品ロス削減に向けた商習慣見直しに取り組む事業者の公表(農林水産省)
http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/kankyoi/201030.html
SDGs×食品産業(農林水産省)
更新日:2021年10月29日