南アルプスユネスコエコパークについて
「高い山、深い谷が育む生物と文化の多様性」を共通テーマとして掲げ、南アルプスに関する3県にまたがる10市町村(山梨県南アルプス市、北杜市、韮崎市、早川町・長野県飯田市、伊那市、諏訪郡富士見町、下伊那郡大鹿村・静岡県静岡市、榛原郡川根本町)は、南アルプスの自然環境及び文化を共有財産と位置づけ、地域間交流を拡大し、自然環境及び生態系の保全と持続可能な利活用の調和に取り込むことにより、自然の恩恵を活かした魅力ある地域を目指し、活動しています。
概要
「ユネスコエコパーク」は日本の通称として設定された呼び方であり、正式名称は「生物圏保存地域」といいます。
「生物圏保存地域」は、ユネスコが定めた「人間と生物圏(MAB:Man and Biosphere )計画」における一事業として実施されており、生態系の保全と持続可能な利活用の調和(自然と人間社会の共生)を目的とした取り組みです。
※ユネスコ(UNESCO)…正式名称を国際連合教育科学文化機関といい1946年に設立した国際連合の専門機関。
2014年6月12日には、南アルプス地域がユネスコエコパークに登録されました。
日本国内においては、10つのユネスコエコパークが存在します。(令和3年3月)
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韮崎市内ゾーニング図(地域区分)
ユネスコエコパークは役割の異なった3つの地域で構成されます。
核心地域 |
希少な動植物が生息している地域。国立公園法等の法律により厳しく保護され、生態系全般の長期的保全が必要です。 【市内の該当地区】鳳凰三山稜線上、燕頭山山頂 |
緩衝地域 |
核心地域の周囲または隣接する地域で、核心地を守る機能を果たします。自然環境に負担がかからない範囲での調査や研究、教育、エコツーリズムなどに活用を行う地域です。 【市内の該当地区】荒倉山、甘利山、苗敷山等の里山林 |
移行地域 |
自然環境を守りながら、人々が居住し生活を営んでいる地域。自然の恵みを生かした特色ある産業や文化など持続可能な地域づくりを行う地域です。 【市内の該当地区】甘利地区(円野、清哲、神山、旭、大草、龍岡) |
韮崎市の取り組み
韮崎市では、甘利山・鳳凰三山等の山岳をはじめとして、様々な自然環境及び生態系の保全に取り組んでいます。
環境保全
甘利山クリーン大作戦
オオキンケイギク駆除
植生調査
登山道整備
鳳凰三山 危険個所へのロープ設置
ドンドコ沢ルート 倒木撤去
この記事に関するお問い合わせ先
商工観光課 商工観光担当
〒407-8501
山梨県韮崎市水神一丁目3番1号
電話番号:0551-45-9158
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更新日:2023年05月03日