白山城跡
白山城跡は、釜無川沿いの狭小な空間と広い空間を持つ甲府盆地とが接する附近に位置します。八頭山を背後に、そこから流れる白沢、八幡沢に挟まれた標高570メートルの鍋山の山頂にあります。
北烽火台は、八幡沢を挟んで北西に650メートル離れた標高602メートルの尾根上にあります。
ムク台は、白沢を挟んで南西に850メートル離れた標高695メートルの尾根上にあります。
白山城(本城)
主郭は一辺25メートル前後の方形で、土塁がめぐっています。南東隅及び北西隅に虎口が存在し、南東隅のものは掘り込み式の枡形虎口です。主郭の南に二の郭があり、その西に幅10メートルの空堀があります。主郭南東隅の虎口からは北側に向かって帯郭があり、土橋によって台形状の馬出郭へつながっています。馬出郭の北東の掘り込み式の枡形虎口から鍋山集落へと続く道が明治23年の地籍図に記されています。東側斜面には帯郭があり、それを基点として竪堀が等間隔に配置されています。
北烽火台
主郭は10×50メートルで、三段造成です。中央付近に直径2メートル程度の窪地があります。
ムク台烽火台
主郭は30×35メートルの三角形をしています。北側に直径2メートル程度の窪地があります。
白山城跡については『白山城の総合研究』が出版されています。在庫はありませんが韮崎市立図書館及び民俗資料館で閲覧することができます。
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更新日:2020年03月31日