韮崎宿豪商の蔵座敷

更新日:2020年03月31日

木の柵で囲まれている、白い塗り壁の韮崎宿豪商(富屋)の蔵屋敷の写真

韮崎宿豪商(富屋)の蔵屋敷

 小野家は韮崎本町通りの商家で、屋号を富屋と称していました。甲州街道に面していて、酒造業を営んでいました。
 この建築は小野家住宅の一部で、母屋の半分は失われ、別棟土蔵が裏側にありました。桁行12.74メートル、梁間5.4メートル、一階内部は2室です。座敷は江戸時代から伝わる書院様式で、床の間・違い棚・付書院を備えていて、接客と主人の居間としても使われました。縁側からは庭園鑑賞ができ、二階は貴重品を保管する倉庫として使われていました。建物の一部に補修がありますが、明治初年の建築当初の様子を残しています。

 現在は本町通りから移築し、韮崎市民俗資料館の高松公園の一角にたたずんでいます。

 小野家は富士身延鉄道会社を創設した小野金六氏の生家です。

2階建ての蔵屋敷の前に作られている木造の門の入口が写っている写真

蔵屋敷の入り口

「小野」の文字が刻まれている蔵屋敷の瓦の写真

蔵屋敷の瓦

地図

韮崎宿豪商の蔵座敷

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