一条六郎信長寄進の大般若経

更新日:2020年03月31日

茶色い紙に墨で大般若経が書かれている大変古い時代の物とわかる、一条六郎信長寄進の大般若経の写真

一条六郎信長寄進の大般若経

 一条六郎源信長は建長6年(1254)に願主として大般若経600巻を書写して、武田八幡宮に奉納しました。
 紙本の折本で縦26センチメートル、横13センチメートル、32~35葉ほどの墨書写経です。

 市内では現在のところ6巻の存在が確認されています。

 大般若経は摩訶般若波羅密多経の訳称です。「摩訶は」大、「般若」は知恵、「波羅密多」は到彼岸という意味で、最高真理認識の意味を説いた般若部諸経典の一大集成です。全600巻で、般若よりみれば一切の存在は空という空観思想を説いたものです。

 大般若経は大乗仏教初期の経典で、唐の高僧玄奨が顕慶5年(660)から4年の歳月をかけて翻訳したものです。日本では国家鎮護・災害消徐の霊力があると信じられて、大般若経の真読・転読が朝廷中心に行なわれました。

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