大切な人を亡くした方へ~グリーフケア~

更新日:2023年07月26日

グリーフ(悲嘆)とは

大切な人を亡くした時に起きる様々な反応のことを「グリーフ(悲嘆)」と言います。

大切な人の死は誰もが経験することですが、そこから生きていく道のりは一人ひとり違います。

悲しみをもちながらも、少しでもこれからの人生で安らぎを感じる時間が訪れることを願っています。

さまざまなグリーフ(悲嘆)

こころの反応

・何も感じられない・やるせなさがある・寂しさ、孤独を感じる 

・自分を責める・怒りを感じる   など

からだの反応

・だるい ・眠れない・食欲がない ・疲れやすい

・持病が悪化する ・頭痛、肩こり、めまい、動悸

行動の変化

・誰にも会いたくない ・集中しづらい・落ち着かない ・涙があふれてくる

・故人とゆかりのあるものをいとおしむようになる

・故人との思い出の日(誕生日や命日など)が近づくと気持ちが落ち込む など

こどもの反応

・自己中心的になる     ・こども返りをする

・言葉以外の手段で自分の気持ちを表現する(作文、絵、遊びなど)

グリーフ(悲嘆)を経験した時に役立つこと

生活リズムを整えましょう

大切な人を亡くすとそれまでの生活習慣が大きく変わったり、からだや心が不安定になることで、体内時計が正確に時を刻めなくなることがあります。このような時は、意識的に一定の生活リズムにするよう心がけていきましょう。

1.朝は同じ時刻に起きる

2.起きたらすぐに日光を浴びる

3.1日3食、できるだけ同じ時刻に、栄養バランスのとれた食事をとる

4.体を動かす

5.1日中1人きりで悲しみ続けている場合には、家族や親しい友人と話す時間をつくることや、以前行っていた活動を再開してみる

6.温かいお風呂にゆっくり入る

7.睡眠薬代わりの飲酒はやめる

リフレッシュしてみましょう

辛い気持ちを感じているときに、思い切って普段の行動を変えることで、気持ちが和らぐことがあります。美味しいものを食べる、お風呂やシャワーにゆっくりつかるなど普段できることから、以前行っていた趣味や運動など、少しでも興味が持てることがあれば、試しに行ってみましょう。気持ちが和らぐ活動があれば、ぜひ続けてみてください。

人とのふれあい

信頼できる家族や親しい友人、故人がお世話になっていた医師や看護師さんに気持ちを打ち明けて、支えてもらうことも大切です。悲しみが大きすぎることや、新しい生活になじめなかったりすることは恥ずかしいことではありません。

あなた自身が困っている人を見た時に支えになりたいと考えるのと同様に、周りの人たちもあなたの支えになりたいと思っているはずです。そして、悲しみの程度がとても強い場合には、心のケアの専門家に相談してください。

こころの健康相談について

韮崎市では、いつまでも生き生きとした生活を送るために各種相談を行っております。

ぜひご活用ください。