昌福寺 木造立像
![桜材で作られている菩薩3体(右側の菩薩が中央の菩薩の肩の高さで少し小さい)が写っている写真](http://www.city.nirasaki.lg.jp/material/images/group/15/fe7c5417f90097525b7e9bda7b05342.jpg)
![周りには田んぼが広がっており、1本の杉の木がの前に作られている昌福寺(観音堂)の写真](http://www.city.nirasaki.lg.jp/material/images/group/15/1f530283dd76495cd2e61631311d202.jpg)
昌福寺(観音堂)
この観音堂の中に安置されています。堂の周辺には江戸時代以降の馬頭観音
昌福寺の寺記によれば、三躯の像は、天平8(736)年3月28日、行基菩薩一刀三礼による御作と伝えられています。
昌福寺は巨摩郡塩川筋第27番の札所として、毎年初午の縁日に大般若経を転読したといわれています。
像は桜材を用いた一木造で、平安時代末の造立と考えられます。いずれも風化が著しかったですが、平成7年に保存修理されました。
木造十一面観音立像(写真中央)
像高169センチメートルで背刳りがあります。台座、光背や頭上の三相の化仏なども失われていて、その痕跡を留めるのみです。宝瓶を持った左手は前膊部から下を失い、伸下した右手は手首から下を失っていましたが、保存処理によって復元されました。
髪際に作り出された天冠台や臂釧の精巧さに造立当時の面影がしのばれます。
木造伝馬頭観音立像(写真向って右)
馬頭観音と伝えられています。像高136センチメートルあります。
木造梵天立像(写真向って左)
寺伝では「観音」とされていますが、相好からすると「梵天」像です。像高は176センチメートルで背刳りが施されています。唐代の文官の礼服をまとい、着衣の下に鎧を装着しています。
地図
昌福寺 木造立像
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更新日:2020年03月31日