甘利山における協力金実証実験の実施について
南アルプスユネスコエコパークの緩衝地域に位置する甘利山(1731m)では、6月上旬から中旬にかけ、約15万株ともいわれるレンゲツツジの開花シーズンを迎えます。毎年この季節には県内外から多くのハイカーや登山者が訪れ、1年でももっともにぎわうシーズンとなります。
こうした甘利山の自然環境は、これまで地域の方々・そしてボランティアの方々による多くのご協力のもと、維持されてきました。
しかし近年、設備の老朽化やニホンジカの増加に伴う食害の深刻化など様々な課題が発生しており、限られた財源や人手の下ではこの環境を守っていくことが難しい状況になっています。
そこで、この美しい自然を未来につなげていくため、甘利山を訪れる皆さまに環境保全整備のための協力金をお願いする取組を、実証実験として実施いたします。
自然を愛し、南アルプスを愛する皆さまに、ぜひご賛同いただき韮崎市の資源とつながっていただきたい、そんな思いから始める取り組みです。ぜひ多くの方のご協力をお願いいたします。
協力金の使途について
1.環境整備
トイレや駐車場など施設整備によるサービス向上、登山道・道標等の補修による安全対策
2.自然環境保全
植生保護や希少植物の保護活動・鹿の食害対策など野生動物との共存に向けた取り組み、マナー啓発看板の設置
3.普及啓発
パンフレットの増刷や情報発信
4.調査研究
利用者数や登山道の環境負荷の調査、気候変動に伴う自然環境の変化に関する研究
等に使用させていただきます。
実施方法について
■実施期間 レンゲツツジの開花シーズン(6月上旬~中旬ごろの2~3週間)
■実施場所 甘利山駐車場内の案内所にて収受
*案内所は期間中、臨時的に設置します。
*設置予定時間帯は9時~15時半ごろを予定していますが、天候状況等の都合により設置しない場合もあります。
■金額 任意にて1口500円より(現金のみ)
*案内所では協力金に関するアンケートも実施いたします。

*アンケートにご協力いただいた方には、甘利山オリジナルステッカーなど記念品をお渡しします!
実施主体について
南アルプスユネスコエコパーク韮崎市地域推進協議会
■目的 南アルプスユネスコエコパークの環境保全、利活用等に関し、韮崎市における取り組みを推進するため、環境保全、適正利用の促進、調査・研究、情報発信等に関する取り組みを推進することを目的とする
■構成員 韮崎市、NPO法人甘利山倶楽部、白鳳会、山小屋関係者、(一社)韮崎市観光協会、その他関係団体
この記事に関するお問い合わせ先
商工観光課 商工観光担当
〒407-8501
山梨県韮崎市水神一丁目3番1号
電話番号:0551-45-9158
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更新日:2025年06月03日