武田八幡宮

更新日:2020年03月31日

切妻照屋根で前の方の屋根が前に長く伸びた形の武田八幡宮本殿を横から写している写真

武田八幡宮本殿

武田八幡宮は、社記によれば、武田王を祀る宮社があったところへ、弘仁13年(822)2月に勅令によって、九州宇佐八幡宮を勧請し合祀したことから、武田八幡宮と称したといわれています。貞観年間(859~877)には京都岩清水八幡宮を勧請しています。

甲斐源氏、新羅三郎義光のひ孫に当たる信義は本地に居館を置き(市指定文化財「武田信義館跡」)、武田太郎信義を名乗り、当社を氏神としました。韮崎市が甲斐武田氏発祥の地といわれるゆえんでもあります。
 天文10年(1542)には武田晴信(後の信玄)が本殿を再興しました。

 本殿は三間社流造桧皮葺で、木割が雄大で装飾的意匠に優れていて、室町時代の特色を示すとともに、武田氏隆興期の力強さをかんじることができます。

 武田八幡宮境内及び周辺にはこの他に、県指定文化財の「武田八幡宮石鳥居」・「武田八幡宮末社 若宮八幡宮本殿」・「武田八幡宮ニノ鳥居」、市指定文化財の「一石百観音石造」・「武田八幡宮境内の樹叢」・「わに塚のサクラ」などが点在しています。

地図

武田八幡宮

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