感染症について
感染症の予防
感染症とは、細菌・ウイルスなどの病原体がからだの中へ侵入して増殖し、咳や発熱、下痢などの症状が出ることをいいます。
感染症には、人から人にうつる伝染性の感染症のほかに、動物や昆虫から、あるいは傷口から感染する非伝染性の感染症も含まれています。
感染してもほとんど症状が出ずに終わってしまうものもあれば、一度症状が出るとなかなか治りにくく、時には死に至るような感染症もあります。
感染症を予防する生活習慣
うがい手洗い
感染症予防の基本中の基本です。外出先から帰宅した際には、念入りにうがい手洗いをしましょう。
机・水道栓・ドアノブ・エレベーターのボタン・吊革などに付着した病原体が、手を介して口、目、鼻などの粘膜から体内に入り感染します。
石鹸によるこまめな手洗いが、感染の機会を少なくします。
厚生労働省ホームページ:手洗いの手順リーフレットPDF
手洗いの手順リーフレット (PDFファイル: 339.1KB)
咳エチケット(咳のあるときはマスクをしましょう)
咳やくしゃみをしたときのしぶきにはウイルスが含まれています。マスクをすることで、自分のしぶきで他人にうつさない注意をしましょう。
- 咳・くしゃみの際にはティッシュなどで口と鼻を押さえ、周りの人から顔をそむけましょう。
- 使用後のティッシュは、すぐにフタ付きのゴミ箱に捨てましょう。
- 症状のある人はマスクを正しく着用し、感染防止に努めましょう。
湿度・換気
室内の換気をこまめにおこない、湿度にも注意しましょう。
インフルエンザウイルスは乾燥した空気を好みます。
インフルエンザにかかった人がくしゃみをした後には、空気中に長時間ウイルスが残っているため、換気をおこなってウイルスを減らすようにしましょう。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎でおう吐した場合も、空気中にウイルスがまき散らされるため、換気が重要です。
濡れタオルなどを室内につるしておくことで、湿度をあげることができます。
加湿器を使う場合は、清掃・掃除をこまめにして、カビや雑菌が繁殖しないように注意しましょう。
予防接種
インフルエンザワクチンは、感染後に発病する可能性を低減させる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化防止に有効と報告されています。
流行前に予防接種を受けましょう。
65歳以上の方には接種費用の補助があります。
また、麻しん(はしか)はかかると重症になりやすい感染症です。
妊娠中の女性がかかると、早産や流産を起こす可能性もあります。風しんも妊娠初期にかかると、胎児に先天的な疾患を引き起こすことがあります。
感染を防ぐため、積極的に予防接種を受けましょう。(妊娠中の女性は接種することができません。)
予防接種のご案内
規則正しい生活
バランスの良い食事、十分な休養・睡眠、適度な運動、身体を清潔に保つことなど、
もしも病原体が身体の中に侵入してしまっても、体内で増殖させないような健康な身体をつくることも、感染症を防ぐために大切なことです。
更新日:2022年04月27日